錦古里漆器店 MDFの拭き漆箱/RENEW
文箱(ふばこ)とは、大切な書状や手紙、公文書などを入れておいたり、それを運ぶ際に使われたもので、江戸時代には嫁入り道具として、蒔絵や螺鈿の豪華な装飾をされることも多い品でした。現在は手紙用品の収納として使われる方も多いですが、手紙を書くこと自体が少なくなった今では、必需品ではなくなっています。
この文箱を現代の生活やインテリアに合わせて、かっこいい収納ボックスにしたのが、「MDFの拭き漆箱」です。MDFの風合いを残しつつも味わい深い”吹き漆”の技法が、今の空間にもスッと馴染みつつ、ぐっと雰囲気を引き締めてくれ、使い込むほどに経年変化により愛着が湧いてくる一品です。
■ MDF
家具などの下地材によく使われ、木製チップを小片化して板にしたもの。木材のように軽量で複雑な加工もできる事に加え、木材特有の反りや乾燥割れなどが少ない素材です。
■ デスク上の小物やカードの整理に
名刺やバラつきやすいちょっとした小物などを入れるのに最適なA7サイズです。
■ 錦古里漆器店
鯖江市河和田地区で3代続く、お重など四角いものに漆を塗るのが専門の角物(かくもの)塗師のご兄弟が営まれる工房。木地を、弟さんが下地付けをして中塗りを担当。その後、お兄さんが上塗りという、基本的には漆を2~3回塗り重ね、角・内面・底面など部分に分けて塗る工程をします。技も道具も先代から受け継ぎながら、これからも伝統が残り進化していくために、今のライフスタイルにあった漆塗りの商品を作り続けていきたいと考えています。
■「RENEW(リニュー)」は、福井県丹南エリア(鯖江市・越前市・越前町)で開催する、持続可能な地域づくりを目指した工房開放イベント。2019年にグッドデザイン賞を受賞しています。
受賞年度 | 2019年度グッドデザイン賞 | |||
受賞対象 | 産業観光イベント [RENEW] | |||
メーカー | 錦古里漆器店 | |||
素材 | MDF・漆 | |||
サイズ | A7:98×123mm、高さ50mm | |||
生産国 | 日本 |
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