磁器 てまるボウル/iwatemo
北欧のデザイン視点から岩手のものづくりにアプローチし、「伝統と現代の感性を融合」する工芸ブランド『iwatemo』。
「陶來」の大沢和義による、ユニバーサルデザインの器「てまる」シリーズ。縁に返しをつけているので、片手でスプーンを使っても料理がすくいやすいのが特徴で、サイズ違いで重ねても、美しく見えるデザインです。
■工房: 陶來(とうらい)大沢和義
原料は九州産の天草磁器粘土、釉薬は岩手材の天然木灰を使用しています。耐久性を高めるため、通常の1.5倍の長さ、1280℃の高温で約25時間焼成。陶來の磁器は透明感のある肌合いと、壊れにくい丈夫さが特徴。ひとつひとつ轆轤(ろくろ)による手作りの温もりと風合いが魅力です。
■デザイナー:大沢和義
1957年 岩手県盛岡市生まれ
1982年 東京デザイナー学院工芸工業科陶芸専攻卒
1982年 愛媛県砥部、梅野精陶所入社
1992年 岩手県滝沢村にて開窯
■iwatemo(イワテモ)/ 海外協働ものづくりプロジェクト:
岩手は古くからものづくりが盛んな地域。その優れた職人の技術も、控えめで小さな工房からでは国内、海外へ広く訴求することは難しい。そういった地方のものづくりに光を当てるため、"北国・岩手"と気候風土や人々の気質に相似点の多い、"北欧・フィンランド"のデザイナーと協同し、国内外に訴求できる製品と発信力を持ち、海外進出できる仕組みづくりのプロジェクト。
鉄器、椅子、磁器の3ラインからなる不変的かつモダンなプロダクトは、海外では"和"を、日本では"北欧"を感じると言われ、岩手の確かなものづくりと、世界のデザインを牽引するフィンランドの感性が、工芸に関心のある若者にとっても可能性を感じ、担い手不足などの解決にもつながっていくことを願っています。
受賞年度 | 2020年グッドデザイン賞 | |||
メーカー | 株式会社モノラボン | |||
デザイナー | Ville Kokkonen ロゴ・パッケージデザイン:村上詩保 | |||
材質 | 磁器 | |||
サイズ |
S:Φ10.5×H4cm M:Φ13×H5cm L:Φ15.5×H6cm |
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生産国 | 日本 |
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