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Farmers’ MONPE 新柄9種の販売スタート!

 

GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA 丸の内店で開催中の「うなぎの寝床 ❜22春」イベントにて、Farmers’ MONPEの新商品である無地6色・縞柄3種の先行販売をスタートしました。

 

春らしい明るいカラーのMujiと、江戸時代に流行った縞柄には、日本古来の呼び名が付けられました。古くから親しまれてきた定番柄と、久留米絣の着心地のよさをいち早くお試しください。

 

Farmers’ MONPE

久留米絣・昔ながらのもんぺの形状を踏襲したMONPEのシリーズ

『型』は、うなぎの寝床が開発した「現代風MONPE」に比べ、お尻周りはゆったり、膝からふくらはぎもすべて幅が広いシルエットになっています。作業着やリラックスウェアにぴったり。

『生地』は、福岡県南部の筑後地域で生産される久留米絣。ヴィンテージもののシャトル織機で空気を含みながらやわらかく織られているので、さらっと通気性よく、着心地は抜群。吸水性がよく乾きも早いので夏は特に活躍します。

 

 

  

子持縞(こもちじま)

太い筋糸に添って片側に細い筋糸が並んでいる縞。太い筋を親、細い筋を子に見立てたもので、親子縞ともいわれています。江戸時代には「子持ち」という言葉から、縁起をかつぎ婚礼の際に用いたそうです。

 

 

 

滝縞(たきじま)

細い筋からだんだん太い筋になり、まただんだんに細くなる縞。中心から両側に追ったものを両滝縞、片側にくり返したものを片滝縞といいます。縞の太さは様々ですが、滝の落ちる景色を表現しています。

 

 

 

唐桟縞 (とうざんじま)

極細い綿糸で織られ、紺地に蘇芳(すおう)染めの赤糸か、浅黄(あさぎ)糸の入った縦縞。江戸時代に綿縞が流行したことへの役割は大きく、元来はインドから渡来したもので、日本で織られた桟留縞と分けて、渡来品のことを唐桟縞とよぶようになりました。

 

 

 

銀鼠色(ぎんねずいろ) 

銀色のようなほんのり青みを含んだ明るい灰色。江戸中期は度々、派手な色の着物が禁止されました。そのため、地味な色とされていた茶系・鼠系の僅かな色の違いを粋に着こなすことが大流行し、「四十八茶百鼠」と言われるほどの多様な色が生み出されました。そんな流行色のひとつです。 

 

 

支子色(くちなしいろ)

クチナシの実で染めた少し赤みのある黄色のことで、江戸時代を通して人気の色でした。色合いの赤みの濃淡にはやや幅があります。※草木染ではございません。

 

 

 

勝色(かついろ)

紺よりもさらに濃い、黒色に見えるほどの暗い藍色。”かつ”は、 藍を濃く染み込ませるために布などを搗つ(叩くの意)ことからきています。鎌倉時代、武士たちが濃い藍染の質実剛健さを好み、さらに「かつ」に「勝」の字をあてて縁起色としたのが色名の由来です。

 

 

松葉色(まつばいろ)

松の葉のような深みのある渋い青緑色で、『枕草子』にもその名が見られる古い色名です。縁起の良い松の葉にちなみ、生命力をあらわす「吉色」とされています。

 

 

 

露草色(つゆくさいろ)

早朝に咲く露草の花にちなんだ明るい薄青色。万葉の時代から存在し、簡単に脱色可能な特性から、現在でも友禅や紋染の下絵作業に用いられています。またこの特性から、露草は「うつろう」や「消える」などに掛かる枕詞となりました。

 

 

 

猩々緋色(しょうじょうひいろ)

緋の中でも特に強い黄みがかった朱色。猩々とは中国の伝説上の生き物で、人に似た顔に子供のような声、鮮やかな赤い体毛を持ち、体つきは犬や猿に似ているとされ、この生き物の血や頭の毛が赤いとされていることから誕生した色名といわれています。古くから珍重され、戦国時代、武士達はこの色の羅紗や天鵞絨(びろうど)を陣羽織に仕立て、戦場での意匠を競っていました。

 

 

 

 

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