1616/arita japan/MANZ Hojicha Cup
1616 / MANZ "Contour"
デンマークの陶芸家リカード・マンツのアーカイブをもとに、娘セシリエとの対話を通じて命を吹き込まれたTea CupとHojicha Cupが誕生。デンマークと日本、ふたつの文化が交差するこの器には、時代を超えて変わらない日用品へのまなざしが息づいています。

飲み心地をなめらかにする、わずかに広がった口縁と、手のひらにすっと収まるフォルムが特徴。お茶やコーヒーなど、日々を静かに味わう時間に寄り添うカップです。釉薬仕上げの「Celadon(青磁)」と、クリア釉薬の施された「Natural」。

ドイツに生まれたリカード・マンツは、14歳の若さで陶芸の道を歩み始め、その後スウェーデンへと移り、グスタフスベリでの仕事を通じて工房での陶芸や少量生産の可能性に触れます。この時期がきっかけで、フォルムと機能の関係を生涯かけて探る旅のはじまりとなり、手仕事ならではの温かさと、技術的な精密さとを併せ持つ彼独自の作品群へとつながっていきます。

1970年代、同じ陶芸家であり妻のボディル・マンツとまだ幼かったふたりの子どもたちとともに来日。一家は日本の磁器づくりの中心地、有田に滞在し、現地の工房で制作に携わりながら、何百年も受け継がれてきた技術に触れ、自らの北欧的な視点と重ね合わせていきました。2025年発表の1616 / MANZ “Contour” は、そんな有田での経験にあらためて立ち返るものであり、リカード・マンツのデザイン哲学を築き上げた場所への、静かな回帰ともいえるものなのです。
■ Richard Manz|リカード・マンツ(1933-1999)
陶芸家。1933年ドイツ・エッセンリンゲン生まれ。妻で陶芸家のボディル・マンツと共に自身の工房を設立。デザイナー、セシリエ・マンツの実父にあたる。
■ 1616/arita japan
有田焼の産地、佐賀県・有田は、1616年に日本で最初に陶磁器が作られたとされる場所。豊富な経験と技術をもつ有田の人々と共に、デザイナー柳原照弘がクリエイティブディレクターとなり、今日までの歴史と対話をしながら物語をつなぐ新たな陶磁器ブランド。伝統を踏襲しながらもこれまでとは異なるデザインアプローチを試み、シリーズごとに新たなデザイナーを迎えて発表されています。
| 受賞年度 | 2025年度グッドデザイン賞 |
| 受賞企業 | 株式会社百田陶園 |
| デザイン | リカード・マンツ |
| 材質 | 磁器 |
| サイズ・容量 | Φ86×H62mm・150ml |
| 仕様 | 電子レンジ・食洗機利用可 |
| 生産国 | 日本 |
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