Farmers’ MONPE クリエイティブチャレンジ No.3 絣産地交流 紺/うなぎの寝床
久留米絣 クリエイティブチャレンジ初めてのファーマーズ
「久留米絣 クリエイティブチャレンジ」は糸を括る、染める、織るなどの技法や技術を応用し、新たに活かしながら、久留米絣の可能性に挑戦していくプロジェクト。
No.3は「絣(かすり:英名 ikat)」と呼ばれる織物を、現在産業として唯一残る久留米絣を通して伊予絣を知り、収蔵されている伊予絣の生地アーカイブから柄を探し伝えていくためのコラボレーションです。
■ 伊予絣(いよかすり)
現在の愛媛県松山市周辺でつくられてきた綿織物。伊予の地では、江戸時代中期には綿花栽培が瀬戸内海沿岸に広まり、農家の副業として伊予結城(伊予縞)と呼ばれる縞木綿が生産されていました。久留米絣、備後絣と並ぶ「日本三大絣」に数えられ、庶民の日常着や布団生地として広く使われました。

現在も製造している白方興業の生地アーカイブから、マダラ模様の糸を使った縞やチェックの柄がいくつか見つかりましたが、くくりで染め分けた糸を不規則に使っているのか、実際どのように作っているのかは現段階では分かりません。明らかに意図を持って試行錯誤が繰り返されているように伺えます。


「注染」とは言葉が示すように、染料を「注ぐ」ことで糸や生地を染める技法です。今回使用した糸を製作する筑後染織協同組合では、近代的な注染の技術が取り入れられています。機械上のチューブから染料を噴射し、糸や生地を染色しています。



うなぎの寝床が開発した「現代風MONPE」はお尻周りや膝下がスッキリ、細身になっています。この「ファーマーズMONPE」はより昔ながらのもんぺに近い、ゆったりシルエット。歴史を知ってもらうと同時に、キツさを感じることなく穿ける最高のリラックスウェアです。
サイズや生地の違いがわかる
■ 通気性・吸水性・速乾性に優れた久留米絣
生地は福岡県南部の筑後地域の久留米絣を使用。ヴィンテージもののシャトル織機で空気を含みながら、ゆったりやわらかく織られているので、さらっと通気性よく、着心地は抜群です。使い込むほどにクタッと体に馴染み、吸水性がよく乾きも早いです。
■ 厚手で丈夫。洗うほどにやわらかく。
定番のもんぺ(厚手)は全てネップという節のある糸を使用しているので、プツプツっとした表情のある生地です。(※毛玉ではありません。)履く・洗濯する頻度にもよりますが、数年するとプツプツが多少取れて少し落ち着きます。
■ 昔ながらのもんぺを踏襲した「Farmers’ MONPE」
昔ながらのもんぺの形に近い全体的にゆったりしたラインのMONPEです。現代風MONPEと比べてお尻周りはゆったり、膝からふくらはぎも幅が広いシルエットになっています。ゆったり穿きたい方や作業や運動で使われる方、現代風MONPEの膝下の細さが気になる方などにおすすめです。

受賞年度 |
2016年度グッドデザイン賞 |
受賞対象 |
衣類[MONPE] |
メーカー |
株式会社うなぎの寝床 久保かすり織物 |
デザイン |
白水高広 |
サイズ・重量 |
S、M、L(別途サイズ表あり) Mサイズ重量:約260g |
素材 |
綿100%(久留米絣)たて糸40/双糸 |
仕様 |
・ウエスト総ゴム仕様 |
生産国 |
日本 |
【基本仕様】
【サイズ表】
サイズ(cm) |
S |
M |
L |
パンツ丈 |
96 |
97 |
101 |
ウエスト(適応寸法) |
64-98 |
65-108 |
68-115 |
ヒップ(適応寸法) |
80-105 |
87-110 |
92-120 |
わたり幅 |
32 |
35.5 |
38 |
股上 |
28 |
30 |
31 |
股下 |
70 |
70 |
71 |
ふくらはぎ(裾から約25cmの高さ) |
43 |
46 |
51 |
裾幅 |
16 |
17 |
20 |
*ユニセックス対応
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